実家が空き家になったら?放置のリスクと、今日からできる管理の基本
親御さんが施設に入った、亡くなられた——実家に誰も住まなくなったとき、多くの方が「売るのか、貸すのか、残すのか」で悩み始めます。
最初にお伝えしたいのは、その大きな判断は、急いで決めなくていいということ。
ただし、ひとつだけ例外があります。家の管理だけは、今日から始めてください。空き家は「決めるまで待ってくれない」からです。この記事では、放置すると何が起きるか、そして最低限やっておく管理の基本を整理します。
どこに相談すればいいか分からないときは:ご実家の状況をLINEでお送りください。管理の段取りからご一緒します。(相談料・紹介料は0円です)
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空き家を放置すると、何が起きるか
① 家は、想像より早く傷む
人が住まなくなった家は、換気がなくなることで湿気がこもり、カビ・木材の腐食・配管の劣化が一気に進みます。雨漏りやシロアリも、住んでいれば気づけるものが、空き家では発見が数か月〜数年遅れます。「数年後に売ろうと思ったら、傷みで値段がつかなかった」というのは、よくある話です。
② 防犯と近隣への影響
空き家は空き巣・不法投棄の対象になりやすく、庭木の越境や雑草、ハチ・ネズミなどの害虫獣は、ご近所とのトラブルの火種になります。実家のご近所付き合いは親御さんが築いてきたもの。空き家の管理は、それを引き継ぐことでもあります。
③ 税金の軽減が外れることがある
管理されていない空き家が「管理不全空家」や「特定空家」に指定され、市からの勧告を受けると、固定資産税の住宅用地特例(軽減措置)が外れることがあります。つまり、放置した結果、税負担が大きく増える可能性があるということです。※制度の詳細やご自身のケースについては、市役所や税理士にご確認ください。
④ 火災保険が使えなくなることがある
住宅向けの火災保険は「人が住んでいること」を前提にした契約が多く、空き家になったことを保険会社に伝えないと、いざというとき保険金が支払われない場合があります。空き家になったら、まず加入中の保険会社への連絡を。契約の切り替えが必要なケースがあります。
今日からできる管理の基本(5つ)
- 施錠と貴重品の引き上げ。すべての窓・出入口を確認し、通帳・印鑑・権利証などの貴重品は家に残さない。
- 郵便物を止める・転送する。ポストに郵便物が溜まった家は「空き家です」と宣伝しているのと同じ。郵便局の転居・転送サービスの手続きを。
- 月1回の通気と通水。窓を開けて空気を入れ替え、各水栓から水を流す(排水トラップの水が切れると、下水の臭いと害虫が上がってきます)。1回30分で十分です。
- 庭木と雑草。越境しそうな枝、伸びた雑草は早めに。夏場は月1回でも追いつかないことがあります。
- ご近所への一言と連絡先。「空き家になりますが、月に一度は来ます」と一言伝えて連絡先を渡しておくと、異変があったとき知らせてもらえます。これがいちばんの防犯です。
遠方で通えない場合
月1回の管理でも、遠方からだと交通費と時間がかかります。無理に自分で抱えず、管理を頼むのも現実的な選択肢です。月数千円程度からの空き家管理サービスもあり、ご希望があれば、相談内容に応じた地域の専門家・事業者をご案内します。
「管理をどこまで頼んで、何を自分でやるか」の切り分けからでも、ご相談いただけます。
流山市の場合——市の相談窓口があります
ご実家が流山市にある場合、市役所にも空き家の相談窓口があります。
- 建築住宅課 企画住宅室(電話:04-7150-6088)——空き家に関する相談、空き家の手引きの配布、相続対策の勉強会・相談会などを行っています
- 相続した空き家を売却する際の譲渡所得3,000万円特別控除に必要な「被相続人居住用家屋等確認書」の発行も市の窓口です
※制度・窓口は変更されることがあります。最新は市役所にご確認ください。柏市・松戸市など近隣市にも同様の相談窓口があります。
「空き家のこれから」は、管理ができてから
管理さえ回っていれば、空き家は待ってくれます。そのあいだに、ご家族のペースで進めれば大丈夫です。
- まず家財の整理から——使えるものはリユースへ、残すものを決める(片付けの順番はこちら)
- 家の中が見えてくると、売る・貸す・残すの判断材料がそろってくる
- 大きな判断は、それからで十分(全体の進め方はこちら)
例えば、こんな相談の流れになります
都内在住のEさん。流山のご実家が空き家になって半年、雑草とポストの郵便物が気になり始めたケース。
- LINEで実家の外観と郵便受けの写真をご連絡いただく
- まず郵便の転送手続きと保険会社への連絡をご案内
- 通気・通水と庭の手入れは、月1回の管理として地域の事業者をご案内
- 家財の整理は秋の連休にご家族で——それまでの「待てる状態」をつくって終了
空き家になる前も、なってからも
「実家のこれから相談所」は、流山・東葛地域の相談窓口です。管理の段取りから、家財のリユース、その先の選択肢まで、ご家族のペースでご一緒します。
📱 LINEで実家の写真を送るだけ。状況を見て、最初の一歩をご提案します。
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